2013年1月29日火曜日
リーガ史上のキーパーが契約延長を拒否
ほら、野球でも沢村賞とかあるじゃないですか。
人の名前を冠した個人タイトル。
スペインでは最少失点のキーパーにはサモーラ賞が与えられます。
一番点を取られてないキーパーね。
野球では最優秀防御率みたいなものかな?
ここ四年連続でバルサのバルデスが取ってるんですが、四年連続受賞は後にも先にも彼だけの大記録です。
もちろん受賞五回も史上最多タイ。
要するに、スペインサッカー史上、最高のキーパーと言って良いです。
しかも、バルデスが凄いのは、失点の少なさだけじゃありません。
足下の技術では、恐らく世界トップクラス。
チャリティーマッチとかでは、FWやって点も取ってるし、その辺のプロ選手以上なのは間違いないです。
そんな、スーパーGKな、彼。
ところが、スペイン代表のキーパーはカシージャス。
サモーラ賞一回しか取ってないんですけど、、、。
しかも、第二キーパーはペペレイナ。
なんと、スペイン史上最高のキーパーは、スペイン代表では三番手。その他大勢扱いです。
これは、悩むよね。
もう、前人未到の4年連続受賞だよ。
もう、これ以上実力を証明しようがないやん。
悩みすぎた結果なのか、バルデスは、バルサとの契約を延長しない事を決めました。
遅くとも二年後には出て行きます。
世界最高のチームを捨てて、新天地へ。
いいのか、それで?と、他人は思いますが、本人も悩んだ末の決断なんでしょうね。
90分延々敵陣で試合をしているバルサより、シュートが飛んでくるチームで実力を証明したいんでしょうかね。
(実際、バルサの場合、相手の枠内シュートが1本とか2本の試合ってザラにあります。一時間に一回しかピンチが来ないキーパーって一体、、、。)
バルサの場合、生え抜きのカンテラ選手が、自分を試すためにと出て行くケースはまれにありますが、まさか絶対的なレギュラーキーパーが出て行きますか。
これは、ファン全員が困惑したんじゃないでしょうか?
しかも大事なシーズン途中での発表。
監督によっては、発表の次の日からスタメン剥奪になりかねない、デリケートな問題です。
しかし、バルサはバルデスを使い続けています。
そして、お客さんも暖かい反応。
バルデスのファーストキャッチには、大きな拍手が送られました。
いや〜、このチームのファンは分かってらっしゃる。
あたらしく、冒険の旅に出る自分の息子を、勇気づけてるかのようです。
確かに、チームとしては痛い。
あれほど足下のテクニックのあるキーパーは、まずいない上に、あれだけ実績を出せるキーパーも、そもそもいない。
一体誰を連れてくるんだろう?
バルデスの後任。
これはやりにくいかもですよね〜。
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