2013年2月26日火曜日

別府上陸


本日は大分まで出張です。
最初はですね、時間と行程を目一杯凝縮しまして、大分から電車で一時間の場所まで日帰りで計画してたんです。
始発で行って最終で帰る的なスケジュールだと、割と時間も取れるし、まあ不可能ではない線です。

確かに、東京まで八時代の新幹線に乗って、夜行バスで帰る的なスケジュール、一時期よくやってたよな〜。
若かったあの頃。

ただですね、これだと、交通事情が一個でもぐずるとアウト。
当日の予定がちょっと押しちゃうとアウト。
って感じで、綱渡り感は否めないです。

そして、今月家族全員がゲホゲホいってた風邪事情。
お陰さまで、ワタクシは完治しましたが、10日以上続いた病人生活で、体力はすっかり落ちております。

そんなこんなで、大分前入りを計画。
せっかく前入りするんだから、友人が起業したオシャレなバルにでも寄って行こうと、大分でお宿を設定。

してたんですが。

土曜日の新大阪の消耗具合。
ちょっとした会議でもヘバってしまう、体力具合を考えて、大分での湯治を選択。
夜出歩くより、温泉につかって、ゆっくりしよう。
なんて、完全にジジイの考えですがw背に腹は代えられません。

そんなわけで、ルートを選択。
すると、あれですね。
最近のLCCは凄いですね。

新幹線で始発で走るより、
飛行機で行った方が、前泊のホテル代払っても安上がりなんですね。

トンデモナイ時代になったものだ。

てなわけで、福岡空港経由で大分へ。
乗り換えで手間取りたくないので、荷物はすべて手荷物で。
こんなとき、スーツケースと合体できるダサ鞄が助かります。


空港降りるまでは、関空のラウンジでホームページアップして、メールで連絡まわして、とアセクセ働いておりました。いつも通りね。

ところが、別府に向かう特急ソニック号に乗ったとたん空気が変わりました。
一両20人ぐらい?の超ゆったりした車内。
ノンビリした運行速度。
廊下で世間話までする、暖かい乗務員さん。
観光旅行のおばさん達。

例えば東京行きの新幹線とは、全く空気感が違うんです。
福岡まで飛行機で乗ってきて、ドタバタ帰っていってた、これまでの自分なら、気づかなかった世界です。

なので、僕にしては珍しく、缶チューハイとチクワなんかを買いまして、Kindleも哲学書とかじゃなく、旅行エッセイなんかを読みまして。
そんなこんなで、電車の旅を楽しみました。

実はこれまで、僕にとっては、移動時間というのは、ロスでしかなかったです。
なので、乗り物酔いにならない程度に仕事ができる工夫とか、そういうライフハック的な事ばかり追いかけてきたような気がします。

でも、この歳になって、産まれて初めて、移動を楽しむという心の余裕を見つけました。
先輩方が、乗り鉄を楽しむ気持ちの、ほんの少しは分かったような気がします。
それを教えてくれた、特急ソニックと、別府のゆったりした空気感。
本当にありがとう!

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