既成事実というか、公然の秘密というか。
ブラジルの若きエース、南米のクラブで最大のスターにして最後の希望、ネイマール。
彼が、バルセロナに来るというのは、数年前から、ほぼ間違いのない噂として語られてきました。
クローズアップされるのはむしろ、その噂の真偽より、来るのは今年なのか、来年なのか、といった部分でした。
そのネイマールが、ついに、とうとう、ようやく、やっと、
バルセロナにやってきました!
ブラジルではペレの後継者と言われ、
プレイスタイルは夜遊びのしないロナウジーニョといった感じのテクニシャン。
マラドーナをすでに超えたと言われるメッシとの化学反応が早くも期待されています。
スーパースターの競演。
もう、すでに全世界の注目の的かと思います。
彼が少しでも適応できるようにと、元バルサのエジミウソン神父が尽きっきりでサポート。
待遇も年俸もメガクラックです。
だがしかし。
おじさんちょっと心配なんだ。
心配事の第一はヨーロッパへの適応。
確かにネイマールのプレイ集なんかを見ると。
もうトンデモないスーパーテクニックの連続。
ヤラセでもあんなに相手をキリキリ舞いさせられません。
フェイントの効果、相手DFへのダメージはメッシ以上だと思います。
しかし、それもこれも南米のチームや親善試合でのこと。
抜かれるぐらいなら潰してしまえという、ヨーロッパの早く厳しいプレスに、タックルに、果たして対応できるのか?
マドリーのペペのように、相手の足首を平気で踏みつけるような、非人道的反則に、靭帯も、集中力のキレずにプレイできるのか?というのは、大きな疑問です。
過去クラックと呼ばれた名手も、ヨーロッパ一年目は、比較的規模の小さいクラブで早いプレッシャーに適応しながら実績を積み、ビッククラブにアピールしたものです。
失敗例としてはリケルメ。
リバウドの後釜として、ボカから加入してきました。
デカい背中とテクニックを活かした、まず取られないボールキープと、フリーキックの名手としても世界的に評価の高いキックの数々。
特にエリア外、常識的にはシュートエリアから少し離れたところから、確実に枠に入れてくる高速カーブキックは、対戦相手には恐怖でしかありませんでした。
ボールを奪いにいってはかわされてキーパーと一対一。
シュートコースを塞いでは、空いたスペースにスルーパス。
相手チームからしたら、打つ手なし。
そんなスーパースターでした。アルゼンチンでは。
当然バルサの新しい十番として期待されたのですが、彼が活躍を始めたのは、バルサを追われビジャレアルで数ヶ月が過ぎてから。
その才能の片鱗しか見せれなかったリケルメを、バルセロナはわずか一年で放出していまいました。
南米からいきなり挑戦するには、少々荷が重いかもしれません。
さて、ネイマールは、こんな私の素人予想を上回るプレイを見せてくれるでしょうか?
夏が待ち通しですね!
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