2013年5月6日月曜日

迷信との戦い。


小学生と一日一緒に過ごす仕事をしてる知人と飲んでましたら、いつの間にか出世してましたw
子どもの行事やイベントを統括するポジションらしいです。

40歳前後といえば働き盛り。
みんな重要なポジションについて、社会のために活躍してるんだな〜、と思うとうれしくなりますよね!

で、その知人が常に会議で孤立するらしいんです。
孤立するパターンは決まってて、テーマはゲームについて。
特にスーパーマリオはいいけど、バイオハザードはダメっていう話に彼は食って掛かります。

スーパーマリオだって、草木や食べ物を踏みつぶしてるし、火を噴いて丸腰の生き物を焼き殺してるじゃないですか。
バイオハザードと何ら変わらないじゃないかと。
まあ、その通りっちゃあ、その通りですがねwww


ゲーム脳。
一時期流行りましたよね。
大人にとって「好ましい」ぷゆぷよのようなゲームは影響ないけど、
大人にとって「好ましくない」バイオハザードのような残虐なゲームは、頭の中の残虐因子が成長して、現実社会でも凶暴事件を引き起こすようになるという話。

一瞬にして(ゲームは好ましくないという)世界中の親御さんに歓迎されましたよね!
ただ、話の内容があまりにトンデモなため、学術分野では即座に全否定。
脳科学というジャンルから退場させられたあとは、教育オカルト界で細々と生きながらえていました。

ただ、血液型占いという70年前にすでにオカルトに格下げされてるトンデモ話が、今なお科学と信じられている日本。そして同じような文化圏の韓国。
世界中でこの二国だけは事情が違うようですね。

特に現在の与党側の人たちが、このトンデモ話の支持者が多いようで、またしてもゲーム脳が大手を振って歩き始めているようです。

基本的に僕は、血液型による人格の差異が存在すると、信じて疑わない人とは議論しません。
だって、相手が信じてる方が幸せなんだから、いいじゃないですか。
同じようにゲーム脳の理論を、一冊の本も読まないで、一本のデータも取らないで信じきってる人に、論戦を吹っかけたりしません。
リクツを越えてるからオカルトなのであって、その人達に論理的に何かを伝えるのは不可能です。

そんな不毛な戦いを、時には上司と年がら年中挑み続けている知人を見ると、本当にたくましいなと、心の底から尊敬してしまいます。
世界の正義のために、くじけないで、頑張って欲しいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿