2014年3月27日木曜日

IKEAが選ばれる訳、つづき。

前回からご紹介してます、IKEA通いについてです。
一回目に様子を見て、
二回目に質感やサービスに触れました。

そして三回目に行ったときには、担当者をつけて見積もりをしてもらいました。
以前にリフォーム屋さんをやってたんで分かるんですけど、クローゼットの打ち合わせって難しいんです。
カタログ見せて推奨セットを選んでもらうだけでも、扉の材質や形状、ハンドルのモデル等々様々な確認事項があります。
もちろん、内部パーツをカスタマイズし始めると、言い間違いがないように、かつ、お客さんも勘違いを起こさないように理解を深めてもらうってのは、物凄い高等テクニックが要求されるんです。
フツー、確認するお客さんも、いちいち細かいパーツを一点一点チェックしてられないですもんね。


って、ずっと思ってました。

いや〜、目から鱗とはこのことです。
確かに担当の人も、ずいぶん手慣れてる印象はありましたが、
ほんの数分の立ち話で、要望のすべてを聞き取り、
品番ラッシュみたいなパーツリストをお客さんにチェックさせる事なく、
間違いがないか、言い漏れがないか、完璧に確認していました。

いや〜、この確認マニュアル。
いただきました!
って心の中で叫んでしまいましたよw

その後、価格の確認やら、工事の手配、配送伝票の作成等々、
セルフでやるとうんざりするような書類作業があるのですが、
担当者をつけると、名刺一枚でワンストップ。
ぜ〜んぶやってくれます。

当たり前と言えば当たり前なんですが、セルフでやってるとなりのお客さんは、伝票を自分で書いてる訳です。
もっと言えば、お役所対応や、携帯ショップのアホな書類に慣れてる我々現代人としては、衝撃的にカンタンで能率がいいと感じました。

それで・・・まあ・・・結局IKEAで買ってしまいました。
買う前は、安かろう悪かろう&サービス最低というイメージしかなかったのですが、
買った後の印象は逆でした。

呼ばれないと店員さんは声もかけないのですが、
このワンストップのサービスと、デザインじゃなく素材でバリエーションを広げる品揃え。
国内メーカーが敗北してるのは価格じゃないってのは、よ〜く理解出来ました。

僕は周りの人にAppleStoreで買い物を経験してください!って言い続けてるんですが、
リンゴにひざまずくのが嫌な人は、IKEA行きましょう。
ここにも、日本企業にはない購買体験が用意されています。

ほら、小泉改革の頃言われてたグローバリゼーションってモノの流通って、
ヒトコトで言えば仕入原価だけの話だったじゃないですか?
でもサービスの流通もこんなに進んでるんですね。
流通革命の後、いろんな町工場が崩壊しました
それから十年。
サービスというステージでも、ここまでキてるとは体感してませんでした。

そしてこの後、ヒトやカネ(権利)の大移動が始まるんですよね。
その時期もアタクシ現役世代。
いま、60代の人は引退後の社会です。

ある意味この大変革の前に退場するのが一番幸せかも知れませんw

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